買いです。ただし、日帰りが中心で、レインカバーと2気室を最初から付けておきたい人に限ります。公式の数字は重さ1,500g・28,050円、背面長は M 48cm と L 51cm の2つだけです。
ギアオタクの本命
サースフェー NX は、30+5 と 40+5 の重さの差が60gしかない。公式の装備の欄は18項目とも同じで、違うのは幅1cmと奥行き5cmぶんの生地だけだから、背面もハーネスも雨蓋もそのまま付いてくる。
だから私は、日帰り専用と決めている人にだけ 30+5 をすすめ、小屋泊まりが少しでも頭にある人には 40+5 をすすめる。
この記事の要点
- 容量1Lあたりの重さは50.0g(1,500 ÷ 30)。ズール30 MD/LG の47.3g、ストラトス34 の44.7gより重い。軽さで選ぶザックではない
- 1Lあたりの値段は935円(28,050 ÷ 30)。ズール30 の990円、ストラトス34 の1,003円より安く、レインカバーも付いている
- 背面長は固定で M 48cm と L 51cm。43cm はウィメンズ(1,470g)と、同じシリーズのジップ 30 の S にしか無い
10L 大きい兄弟と、60gしか違わない
ミレーの公式ページで、サースフェー NX 30+5 の重さは1,500gです。同じシリーズの 40+5 は1,560g。容量が10L増えて、重さは60gしか増えません。
「小さいぶん軽い」という考えが、このシリーズではほとんど当たりません。
私はこう判断しました
私が最初に見たのは、重さを容量で割った数字です。1Lあたり50.0gで、ズール30 MD/LG の47.3g、ストラトス34 の44.7gに負けました。
次に値段を同じように割ると1Lあたり935円で、こちらは3つの中でいちばん安い。
迷ったのは、背面長が M 48cm と L 51cm の2つしか無いことです。それでも勧めるのは、レインカバーと2気室が最初から付いてこの値段だからで、向くのは日帰りが中心の人です。
ミレー サースフェー NX 30+5
楽天市場で見る容量1Lあたりの重さと値段を計算する
公式の数字は、重さ1,500g・28,050円・幅29×高さ65×奥行き16cmです。「+5」を説明する文は公式ページにありませんが、装備の欄に「高さ調節可能な雨蓋」とあるので、雨蓋を上げて積む5Lと読みました。30Lと35Lの両方で計算します。
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ | 公式の値段 | 1Lあたりの重さ | 1Lあたりの値段 |
|---|---|---|---|---|
| サースフェー NX 30+5(30Lで計算) | 1,500g | 28,050円 | 50.0g | 935円 |
| 同(35Lで計算) | 1,500g | 28,050円 | 42.9g | 801円 |
| グレゴリー ズール30 MD/LG(30L) | 1.42kg | 29,700円 | 47.3g | 990円 |
| オスプレー ストラトス34(34L) | 1.52kg | 34,100円 | 44.7g | 1,003円 |
ここは微妙です。軽さで選ぶなら、このザックは3つの中でいちばん不利です。ただ重さそのものは、ズール30 MD/LG より80g重く、ストラトス34 より20g軽いだけ。差が出るのは、同じ重さでどれだけ入るかのほうです。
背面長は M 48cm と L 51cm の2つだけ
背面長は、首を前に倒したときにいちばん出る骨から、左右の腰骨の上端を結んだ線までの長さです(グレゴリー公式の測り方)。このモデルには長さを動かす仕組みが無く、選べるのは3cmきざみの2つ。ここも微妙です。
背面長が43cm前後の人は、ウィメンズの S か、43〜56cmで調整できるストラトス34 を先に見ます。
30Lに、40+5 と同じ18項目の装備が載っている
ここは熱く言います。小さいほうだからと省かれた物が、1つもありません。2気室、高さを変えられる雨蓋、背負ったままボトルを出せるサイドアクセスポケット、ウエストとショルダーのポケット、レインカバーまで付きます。
気をつける所は、前面を大きく開けるジッパーが無いことです。生地の「耐水1,500mm」も生地だけの数字で、ザック全体の数字ではありません。雨の日はカバーをかけ、中の物は防水の袋に分けます。
同じサースフェー NX の中で比べる
| モデル | 重さ | 公式の値段 | 背面長 |
|---|---|---|---|
| NX 30+5 | 1,500g | 28,050円 | M 48/L 51cm |
| NX 30+5 W | 1,470g | 28,050円 | S 43cm |
| NX 40+5 | 1,560g | 29,700円 | M 48/L 51cm |
| NX ジップ 30 | 1,150g | 24,200円 | S 43/M 48cm |
40+5 との差:10Lが、60gと1,650円
40+5 は 30+5 より60g重く、1,650円高いだけです。増える10Lで割ると、1Lあたり6gと165円です。
荷物が少ない日はストラップで絞ればいいので、小屋泊まりに行くつもりがある人は 40+5 が得です。
ミレー サースフェー NX 40+5
楽天市場で見るジップ 30 との差:350g
同じ30Lのジップ 30 は1,150gで、350g軽く、3,850円安い。引きかえに無くなるのは、2気室と、高さを変えられる雨蓋と、+5 の5Lです。レインカバーも、ジップ 30 のページには書かれていません。
前から全部を見渡したい人と、軽さを先に取る人はこちらです。
他社の近い2つと比べる
グレゴリー ズール30
MD/LG は1.42kg・30L・29,700円。サースフェーのほうが80g重く、1,650円安い計算です。レインカバーが付くかどうかは、公式の商品ページで読めませんでした。
2気室と、上に5L積める雨蓋が要らない人はこちらです。
グレゴリー ズール30
楽天市場で見るオスプレー ストラトス34
サースフェーより20g重いだけで4L多く入り、背面長を合わせられます。公式ストアは背面を「風が抜ける造り」と書いています。値段は6,050円高い。
背面長が M と L の間に来る人と、背中の蒸れを先に減らしたい人は、こちらが本命になります。
オスプレー ストラトス34
楽天市場で見るほかのモデルと横に並べた順位は、30L前後のザックのランキングに書いています。
買わなくていい人
- 20L台のザックで、日帰りの荷物が収まっている人。
- レインカバーと防水の袋をもう持っていて、軽いザックに替えたい人。付属品が重なるだけです。
- 背面長をまだ測っていない人。サイズが2つしかないザックは、測ってから買う物です。
よくある質問
30+5 と 40+5 は、どちらを選べばいいですか
日帰りだけと決めているなら 30+5、小屋泊まりに行く可能性があるなら 40+5 です。高さと背面長のサイズは同じで、違うのは奥行き5cmぶんです。
M と L は、身長で選んでいいですか
身長ではなく背面長で選びます。48cmに近ければ M、51cmに近ければ L で、43cmに近い人はウィメンズの S か、ジップ 30 の S が候補になります。
レインカバーは別に買う必要がありますか
ありません。公式の装備の欄に「レインカバー」があり、特集ページには後ろ側のポケットに内蔵と書かれています。
この記事に出てきた道具
広告・画像:楽天市場出典
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX 30+5(MIS0756)
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX 30+5 W(MIS0757)
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX 40+5(MIS0754)
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX 40+5 ウィメンズ(MIS0755)
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX ジップ 30(MIS0777)
- ミレー 公式 サースフェー 特集ページ
- グレゴリー 公式 フリーフロート ズール30 MD/LG
- グレゴリー 公式 フリーフロート ズール30 SM/MD
- グレゴリー 公式 サイズの選び方(背面長の測り方)
- ブルーシープ(オスプレー 日本の正規輸入代理店)公式ストア ストラトス34