アクティック コアは、条件つきで買いです。625ルーメンを88gで出し、付属の充電池が切れても単4電池3本で450ルーメンまで出せます。値段と防水の等級だけで選ぶなら、他社にもっと安い候補があります。
ギアオタクの本命
充電池コアは明るさを、単4電池は時間を受け持つ。同じ本体なのに、公式の表では強がコア625ルーメン・単4は450ルーメン、中の点灯時間はコア7時間・単4は10時間と入れ替わる。だから私は、コアで歩いて、ザックに入れる予備は単4にする。
この記事の要点
- 中(100ルーメン)の点灯時間とリザーブを足すと、コアは9時間、単4は30時間。差は21時間ある
- 乾電池モデルのアクティックに別売りのコアを足すと14,410円。最初からアクティック コアを買うほうが880円安く、強も25ルーメン明るい
- 1ルーメンあたりの値段は21.6円。レッドレンザー HF4R の11.5円の約1.9倍で、防水もIPX4にとどまる。値段と防水はここが微妙
同じ1台なのに、充電池のほうが3時間早く暗くなる
アクティック コアの公式ページには、照射性能の表が2つあります。付属の充電池「コア」で使ったときと、単4電池3本で使ったときです。
中(100ルーメン)の点灯時間は、コアが7時間、単4が10時間。逆に、強はコアが625ルーメン、単4は450ルーメンです。
私はこう判断しました
私が最初に見たのは、625ルーメンを88gで出す軽さで、1gあたり7.1ルーメンです(625 ÷ 88)。次にレッドレンザーの HF4R と比べると、1gあたりは同じ7.1なのに、値段は6,050円高く、防水も IPX4 にとどまります。迷ったのは、この値段です。
それでも勧めるのは、弱・中・強のすべてに同じ規格の時間が書いてあり、充電池が切れても単4で強まで使えるからです。向くのは、ふだんは充電で済ませ、長い山行だけ単4を足したい人です。
ペツル アクティック コア
楽天市場で見るアクティック コアの公式の数字
公式の値段は税込13,530円。充電は USB Type-C で3時間30分、本体の保証は5年です。
表は横に動かせます →
| 照射レベル | コア:明るさ・距離 | コア:時間(リザーブ) | 単4:明るさ・距離 | 単4:時間(リザーブ) |
|---|---|---|---|---|
| 弱 | 7lm・10m | 100時間(なし) | 7lm・10m | 100時間(なし) |
| 中 | 100lm・60m | 7時間(2時間) | 100lm・60m | 10時間(20時間) |
| 強 | 625lm・115m | 2時間(2時間) | 450lm・100m | 2時間(20時間) |
点灯時間は「最初の明るさの10%になるまで」
ANSI/PLATO FL1 は、ライトの明るさ・照射距離・点灯時間の測り方をそろえる規格です。ペツルジャパンの説明では、照射時間は、点けて30秒後から最大出力の10%の明るさになるまでの時間。
つまり「強で2時間」は、62.5ルーメンに落ちるまでが2時間という意味です(625 × 0.1)。
リザーブはこの規格の外の数字で、歩行に必要な明るさは出るが速い動きには足りない、とペツルは書いています。
コアは明るさ、単4は時間
中の点灯時間とリザーブを足すと、コアは9時間(7 + 2)、単4は30時間(10 + 20)。差は21時間です。強は逆に、コアのほうが175ルーメン明るい(625 − 450)。
同じ本体が、入れた電池を見て出力を変える作りです。充電式の弱点を本体の側で消していて、ここは熱くほめます。
兄弟モデル・他社と比べる
表は横に動かせます →
| モデル | 最大の明るさ | 重さ | 防水 | 公式の値段 |
|---|---|---|---|---|
| ペツル アクティック コア | 625lm | 88g | IPX4 | 13,530円 |
| ペツル アクティック | 450lm | 98g | IPX4 | 9,350円 |
| ペツル ティカ | 350lm | 94g | IPX4 | 5,830円 |
| ペツル スイフト RL | 1200lm | 92g | IPX4 | 21,120円 |
| レッドレンザー HF4R | 650lm | 約92g | IP67 | 7,480円 |
| ブラックダイヤモンド ストーム | 550lm | 102g | IP67 | 10,450円 |
| ブラックダイヤモンド スポット | 450lm | 53g | IPX7 | 8,800円 |
アクティックとの差:本体の作りは同じで、値段の差は4,180円です。コアは単体で5,060円なので、あとから足すと14,410円になり(9,350 + 5,060)、最初からアクティック コアを買うほうが880円安い。強も25ルーメン明るくなります。
ペツル アクティック
楽天市場で見るスイフト RL との差:7,590円上で、センサーが明るさを自動で変える機能が付きます。ただし電池は専用の2250mAhだけで、単4は入りません。夜通し走る人の道具です。
ペツル スイフト RL
楽天市場で見るHF4R との差:1ルーメンの値段は21.6円で(13,530 ÷ 625)、HF4R の11.5円の約1.9倍です。充電池と単4の両用という作りも同じなので、ここは微妙です。
レッドレンザー HF4R
楽天市場で見るストームとの差:ストームの中(200ルーメン・13時間)は、明るさ×時間が2,600。アクティック コアの700の約3.7倍で、重さは14g増えます。一晩じゅう点けるなら、こちらを先に見ます。
気をつける所
充電用のケーブルは付いていません。防水は IPX4(全天候型)で、水に沈める使い方は等級の外です。88gに電池を含むかどうかの但し書きも、ページにありません。
公式ページには、路上での使用について認証を受けていないという警告があります。自転車の前照灯の代わりにはなりません。
ほかのモデルと横に並べた順位は、ヘッドランプのランキングに書いています。
買わなくていい人
- アクティックをもう持っている人。コアだけを足せば、強は600ルーメンになります
- キャンプ場と小屋の中でしか使わない人。ティカで足りて、7,700円安く済みます
- 水に沈むかもしれない場面で使う人。IP67 や IPX7 のモデルを先に見ます
よくある質問
アクティックとアクティック コアは、どちらを買えばいいですか
月に1回以上使うなら、アクティック コアです。年に数回なら乾電池のアクティックで足り、ペツルも、頻繁に使う場合はアクティック コアを、と書き分けています。
単4の充電池(ニッケル水素)は使えますか
使えます。公式の対応電池はアルカリ・リチウム・ニッケル水素の3つですが、ニッケル水素で何時間点くかは、公式ページに数字がありません。
625ルーメンは、どのくらいの時間使えますか
公式の表では2時間で、そのあとにリザーブが2時間あります。長く歩く夜は、中を基本にして、道を確かめるときだけ強にする使い方が、表の数字に合っています。